本研究の主な限界

 街頭調査による無記名自記式質問紙調査法を用いたため、研究参加者の偏りが存在する可能性があり、本研究の調査結果をわが国の全ての若者に対して一般化することに慎重である必要があります。また、本研究では、繁華街にあまり出かけない若者や引きこもりの若者は含まれていないと考えられるため、自殺未遂割合を過小評価している可能性があります。よって、今後は学校における全数調査の実施などによって、より一般化可能なサンプリング方法を用いた研究の実施も必要であると思われます。